
Residential building
architect: Silvia Gmür Reto Gmür Architekten
Location:Froben strasse 4, 4053 BASEL
Silviaとその息子Retoが親子で設計したという集合住宅。
BaselSBBから徒歩10分ぐらいの所にあります。ストラクチャーは単純ですが、3階部分が全面ガラスになっていて、それがRCの重厚感を軽くしているように感じました。微妙に少 しづつ細くなったり太くなったりしているファサードの柱の表現が、個人的にはかなり好きなポイントです。内部は、中央部分に階段があって両サイドに空間が 分けられています。
2006年に竣工されたので、まだ英語の本では見かけたことがありません。『NuesBasel』(Braun社)というドイツ語の本には載っていたの ですが。この本は、こういう建築があるというのを知るのには便利ですが、残念ながら写真が全然だめで、全体像を捉えることが出来ません。でも、バーゼルの 建築巡りをしようとしている人には役立つと思います。
というか、Gmürの発音難しすぎです。。
Residential ComplexArchitect:Diener&Diener
Location:Steinenvorstadt 2/Kohlenberg 1, 4051 Basel, Switzerland
(↑から地図へのリンクあります。)
バーゼルのmainplazaであるBarfüsserplatzに近いOfficeComplex。
開口の意匠とファサードのtextureが特徴的。
リズムを持つ開口と打ちっ放しRCで構成されたファサードはミニマルアートのような印象。
コンテンツは、ResidentialとRetailの複合施設です。
住んでいるときは、毎日通勤で見ていて、「誰の作品だろう?」と思ってました。
誰かArchitectがやったことは間違いないと思っていましたが、Diener&Dienerと知ったのは、大分経ってからでした。
日本では余り知られていませんが、Baselでは、HdeMに次ぐ2番手のアトリエ系Officeと言われることが多いようです。作品は白を使ったり、光に対する操作など少しSANAAに近いモノがあるように思います。けど、スイスという土地柄かもしれませんが、建築のものづくりの側面を大切にしているようです。その点が、SANAAとの決定的な違いかもしれません。
来年、東京のオペラシティで、展覧会をやるようです。(http://www.operacity.jp/ag/exh/index_sch.php)
この展覧会で、スイス建築がまた、注目されるきっかけになるかもしれません。
けど、たまに一階に入っているテナントのゴミが外に放置されていて、少し悲しい気持ちになった記憶があります。。